14冊目:寂しい生活/稲垣えみ子

元朝日新聞の著者が、3.11の原発事故を機に節電生活を始めた。
電気の消費量を、今の半分にするという目標に向け、
どんどん家電を捨てていく。

人が不便、貧しいと呼ぶ、超節電生活に自ら突っ込んでいく中で、
生きていくために必要なものがほんの少ししかないことに気づく。
そんな冒険物語。

文中の一節
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自分の目で見て、自分の頭で考えて、自分の手足でやってみるということ。
もしやそのことを、今の世の中は「不便」と呼んでいるんじゃないだろうか。
だとすれば、不便って「生きる」ことなんです。
だとすれば、便利ってもしや「死んでいる」ってことだったのかもしれない。
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忙しい世の中で、日本一忙しい街である東京で生きてく中で、
いろんな人・物・情報に触れるし、みんな過剰なまでに何かを欲しがっている。
生きていくために、自分の人生を豊かにするために、
本当に「大切な何か」以外を、どんどん捨てる勇気さえあれば、
いままで気付かなかった、確かに持っていたんだけどずっと眠っていたような
「大切な何か」が動き出すのではないだろうか・

断捨離が流行るのも、みんな必要なものが見えなくなっているから、
欲しがりすぎることが、感覚的に違うと思いつつも
そっちに流れてしまいそうな自分を止めたいからなのかもしれない。

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